認知症や認知症予防に関する知識は、難しいものばかりではありません。認知症を招く要因を知り、自分の生活の中で意識することが大切です。
*引用「認知症 オレンジブック」より
企画制作:一般社団法人 日本認知症予防協会 / 田中ビジネスサポート株式会社
認知症とは、脳細胞の一部が壊れることによっておこる「後天的な脳の病気」です。
かつては「痴呆症(ちほうしょう)」と呼ばれていましたが、2004年、厚生労働省により「認知症」に改められました。
2012年時点での認知症患者数は約462万人、予備軍とされる軽度認知障害者数約400万人とも言われ、高齢化が進む現代において誰もが関わる問題と言えます。
「自分が認知症になってしまった時どうすればいいか」
「家族が認知症になってしまった時どうすればいいか」
不安に思うのは皆同じです。
しかし、「認知症とは何なのか?」「どうしてそんな症状が起こるのか?」「予防の意味とは?」など、事前に正しい知識をもって備えていれば、必要以上に怖がることはありません。
いざという時に慌てないためにも、今からしっかりと予防に努めることが大切です。
軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment)の略で、健常と認知症の間の状態を指します。
物忘れは目立つものの日常生活には支障がない程度であり、認知症とは認められません。
しかしMCIの状態をそのまま放置した場合、そのうちの10~15%が1年以内に認知症に進行すると言われています。
近年では、このMCIの段階から適切な予防に努めることで、認知機能低下の緩和・改善の可能性が高いということも分かってきており、将来の認知症発症を左右する重要な期間と考えられています。
「認知症」と「加齢による物忘れ」には違いがあるのをご存知でしょうか。
まずは簡易テストでチェックしてみましょう!
身体を作る大切な要素である「食事」。
健康な身体を維持することは、健康な脳を保つことにもつながります。
脳を若々しく保つコツは、「楽しく」「頭を使う習慣」をつけること。
難しい問題に頭を悩ませるのではなく、楽しんで考える工程が大切です。
認知症は「頭の生活習慣病」と言えるほど、さまざまな生活習慣病と関係しています。
継続的な運動を行い、生活習慣病にかからない生活を送ることが認知症予防につながります。
脳を活発に動かしたあとは、しっかりと休ませることも大切。
毎日充分な睡眠をとることで、認知症予防ができるのです。
身近な人が認知症になってしまったら…。どんなことに気を付ければ良いのでしょうか?
*引用「認知症 オレンジブック」より
企画制作:一般社団法人 日本認知症予防協会 / 田中ビジネスサポート株式会社
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「認知症オレンジブック」(B5/P24/フルカラー)