認知症とは?


認知症とは、脳細胞の一部が壊れることによっておこる「後天的な脳の病気」です。

かつては「痴呆症」と呼ばれていましたが、2004年、厚生労働省により「認知症」に改められました。

2012年時点での認知症患者数は約462万人、予備軍とされる軽度認知障害者数約400万人とも言われ、高齢化が進む現代において誰もが関わる問題と言えます。

 

「加齢による物忘れ」と

「認知症」との違い

 

認知症によく見られる症状である「物忘れ」。しかし、物忘れには「加齢による一時的なもの」と「認知症などの病気による記憶障害」の2種類があります。

加齢による一時的なもの忘れと

認知症による記憶障害の違いは「忘れていたことを教えられた時、理解できるかどうか」です。一時的な物忘れであれば、教えられた時「ああそうだった」と気付くことができますが、認知症の場合は記憶が完全に消去されているため、教えられても理解することができなくなります。

 

認知症の発症原因は?

 

 

認知症の発症原因は様々です。

認知症は種類によって症状が大きく異なるため、現代医療においても、未だ明確な原因究明には至っていません。

現在考えられている主な要因には次のようなものがあります。

 

1.老化による発症

2.後天的な病気、ケガ等による

  脳への障がい

3.生活習慣が発端となる疾病

4.その他の要因

認知症の症状には

どんなものがあるのか

 

大きく分けて「中核症状」と「行動・心理症状」の2種類があります。

<中核症状>

脳の細胞が壊れることによっておこる直接的、基本的な症状です。認知症になった方の多くが抱える症状と言えます。

 

<行動・心理症状>

かつては中核症状に対して「周辺症状」と呼ばれました。

中核症状は認知症になった多くの方に起こりますが、行動・心理症状は本人の性格や環境、人間関係などの二次要因によって、さまざまに異なった症状として現れます。


監修:にしかわ在宅クリニック 医師  西川泰章